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会員の活動紹介

全身を使って全力で楽しむ

 2018年3月8日 13:00~14:30 取材にご自宅へお伺いしたところ、里の山小屋「千露里庵」にご案内していただきました。素敵な「千露里庵」の中には山関係の蔵書、資料、地図、記録などが沢山あり、お酒も楽しめるようになっていました。

 元気で、様々なことにチャレンジし楽しまれていらっしゃる金子さんですが、趣味のお話からお聞きしました。
 メインは登山です。登山の醍醐味は「気宇広大」で、気分転換がはかられ、きつい山ほど帰ってくると力が湧いてくるとのことです。下山して3日ほどは心身が軽く感じられ、絶好調になるとのこと。
 15才の集団登山をきっかけに、現在まで約450回の山行を積み重ねられています。その中には、平成10年10月10日に達成した「日本百名山」の全山登頂もあります。登山中は必ずメモをして、山行記録を残されています。現役時代、仕事が多忙な時でも何とかやりくりして、回数は減っても、毎年欠かさず登山をされていたとのことでした。(その時は、家族サービスは勘弁してもらった様です(笑))
 現在は、年相応のペースで若いころの1.5倍の時間をかけての山行計画を立て、自己責任で単独行をするようになっています。登山の基本を解っている仲間となら複数メンバーで登ることもあります。最近の登山ブームは登山の基本をおろそかにして、遭難事故を起こしていると、苦言を呈していらっしゃいました。

 「復活:霧ヶ峰山の會」の活動については、戦前、山に関わっている著名な方が霧ヶ峰に集まり、勉強、語り合いをしていたことを知り、金子さんと2名の方が中心になり復活させたとのことです。毎年10月に「ヒュッテ ジャヴェル」に山の好きな会員が集まり、勉強会(講演会)、山歩き、そして語らいを行い、人との交流の輪を広げています。会報も発行されていました。

 カラオケは、10数名のメンバーで飲み屋さんを貸し切り、点数の出る機械を使い、月例コンペよろしく競い合っているとのことでした。ルールを決め、1位、2位、ブービー賞が決まり、1位を取った人は、次回からハンディーを負っての戦い?になるそうです。順位を決めることは励みになるとのことでした。1年でハンディーはリセットされます。また、毎回違う曲を歌わねばならず、年間12曲の用意が必要とのことでした。全力で歌うことで、身体の活性化に繋がっているようです。

 麻雀は、月4~5回のペースで、知人(地域でお知り合いになった方々)および会社の仲間とされています。徹夜マージャンはしなくなりましたが、長時間楽しまれています。頭脳(瞬間的な判断)と手(指先の運動)の活性化になっています。

 健康については、健康維持のために意識して取り組んでいることは無いとのことでした。年相応の症状で医者には定期的に行って薬は飲んでいますが、大病は経験なく、体質的なのか体重も標準値を維持されています。
 車の運転をやめて40年、健康のために歩くのではなく、必然的に歩くようになりました。車が無いことの不便さは、感じたことが無かったとのことです。
 煙草もヘビースモーカー(1日2箱)だったのですが、50年前にきっぱり止めたとのことです。禁煙の成果は或る時計算したら、高級車2台(それから時間が経過しているので、今なら3台)くらいに匹敵するとのお話しでした。
 睡眠は7時間以上で、早くに目が覚めてしまうことは無く、快眠されているようです。
 お酒は特に日本酒が大好きで、かなり飲みますが、それでも若い頃から次第に休肝日を増やして来て、現在は月に18日は飲み、12日は休むペースを守っています。飲む日は、5合くらい飲まれるとのことです。「飲んでいて、美味しくないと思われたことは無いですか?」とお伺いしたら、「飲んでいるうちに美味しくなってくる」(笑)とのお答えでした。

 必然的に身体を動かし、多くの皆さんと楽しく交流され、リフレッシュを図られていることが、お元気の源ではないかと思いました。登山・歩くことは全身運動、カラオケは喉・肺を使い、麻雀は頭脳と指先を使うなど、「全身を使って、全力で楽しむ」そのお言葉が印象的でした、これからも様々なことを、全力で楽しんで頂きたいと思います。

 取材をさせて頂き、金子さんの様々なお話をお聞きすることが出来、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
(取材HP委員 松木敏博、矢島良彦)

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