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3月例会報告

同好会役員 2024年3月5日

3月4日(月)ゆうむ25 601号室 で例会を行いました。
このところ冬と春を繰り返すような気候でしたが、この日は平年並みでやや肌寒い日になりました。
会員14名が集まり、静寂の中、仏様のお言葉の般若心経を一文字一文字丁寧に書き写すことで心を落ち着け、自らの心のあり方を見つめる機会になりました。
その後の茶話会では会長から、新たに入会された村山俊樹さんの紹介と2月15日に開催された同好会幹事会の報告がありました。
幹事会では、会員一人当たりの補助金がアップされたこと、同好会全体では会員が減少傾向にある中で写経同好会は増加していることなどが報告されました。
また、岩崎顧問から写経の功徳と、般若心経と薬師寺の法相宗(ほっそうしゅう)のガイダンスがありました。
写経の功徳として、お釈迦様が瞑想から悟られた三昧の境地、すなわち他のことを何も考えず一生懸命に一つのことに精神集中する境地を体得できることを挙げられました。
般若心経は「空」について論じており、橋本凝胤著の般若心経講話は難解であるが何回も読むとだんだん般若心経の意味するところが理解できるとのこと。
法相宗の教えは「唯識」といい、ただ識(こころ)のみが働いて現象世界を見ていることで、自分では正しく見ていると思っているが、それはあくまで私の識のなかで正しくみていることであり、万人にとって正しいわけではないとのこと。仏教では、感覚機能である前五識と第六識で身心の働きを説明するが、唯識思想では精神思想を細分化し、第七未那識と第八阿頼耶識の深層意識の存在を説いている。私たちが自己の執着によって虚妄分別にして生きていることを知れば、より寛容で謙虚に他者を受け入れることができる。この識を解き明かそうとするのが法相宗の唯識の教えとのことでした。
今後、会員全員が般若心経を理解するために、導入本を購入して学習していくことにしました。

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