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4月 小山飾り制作

同好会役員 2024年4月29日

 

例会の一週間前に会員の皆さんに次の文書をメールで送った。小山飾りは苔玉つくりより手間がかかるので手順をあらかじめ認識してもらい、それぞれ準備をしながら、心がけていただくことで作業の効率を考えました。

4月26日、12名の会員が参加し、ブルーシートの上に作業机を3台並べて、新聞紙を敷き詰めて、会場づくり。いつもより早めの集合で、用土や資材が並べられました。当日は次の資料が配られました。

ビニール袋にケト土、ピートモス、赤玉土、鹿沼土の材料と水を適宜いれて練りこみをしました。これが結構たいへんで、2袋に分けてそれぞれ20分くらい練りこみするので、これくらいでどうかと何度も確認していました。土手が崩れないような粘りがでる状態にするまでが要求されます。これを底網に円弧状に形作るのはなかなか難しいものです。ガイドがあるとはいえ四苦八苦しながら作りこみました。

今度は植え込む植物の根の整理と、作品の完成した時の風景を想定しながらのレイアウト構想が大切です。名前もわからず、成長の具合を想像することは楽しみでもありますが今までの生育の経験を生かして組み合わせます。この日、会員は事前に参考資料を見て準備していただいたため、手持ちの植材を工夫しながらそれぞれ準備持参して来ていました。土を落とし長い根は切ります。

植材の表を見ながら植込みを始めます。ケト土の土手の中に軽石の下に敷き詰め、植込み用土(赤玉土、鹿沼土、軽石の混合)を敷き込め、暖効性肥料を少量置いてから植込みます。木もの、カヤ類、花物、下草類などが普通の植え込み例です。ここで個性的な作品ができてきます。用土が土手の上部に収まるよう植え付けたら。残りのケト土を使って小山の上部となる植物の根元をケト土で覆います。これでケト土の小山ができました。ここからは苔張りです。あまり苔を重ならないように貼り付け、苔が落ちないように糸で苔止めをて完成です。

それぞれに個性的な小山飾りが完成しました。これからそれぞれの管理育成が始まりますが、この経験がまた新しい作品を生み出す技術として定着されればと思います。今年は6月8日・9日にゆうむ25で第17回山野草作品展示会を開催する予定ですが、今回の小山飾りがメインの作品になることは間違いありません。当日が楽しみです。ぜひ多くの皆様が見学に来られることを期待しております。

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