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第203回例会報告

同好会役員 2022年7月12日

丸山ケルン

期 日 2022年7月7日(木)
行き先 丸山ケルン2420m(白馬村)
参加者 11人(内会員外1名)
天 候 曇り時々晴れ

例年なら梅雨の最中なのですが、観測史上最速の6月27日に梅雨明け宣言が出て好天が期待されました。しかし、台風4号の影響による悪天候が予測され、一時は延期止むなしと思ったのですが、天候回復が早まり予定通り実施できました。

朝方は車中から正面に白馬三山がきれいに見えたため、絶景を大いに期待して黒菱駐車場へ向かいました。我々が団体でリフト乗場前に待機したため(?)か、定刻より早く運転を始めたリフトを2本乗り継いで八方池山荘です。山には雲がかかり、途中の雲海デッキから白馬三山は見えませんでした。石神井ケルン、第2ケルン、八方ケルン、第3ケルンを経て八方池へ向かいます。

登り始めると沢山の高山植物の花が咲いていて、写真を撮ったり詳しいメンバーに花の名前を教えて貰ったりで、前へ進むのに大分時間がかかりました。八方池には帰りに寄ることにして丸山ケルンを目指します。八方池まではハイキングですが、その上はいよいよ登山です。

事前情報で雪渓があることは分かっていましたが、7月にこんなに雪が残っているのには驚きました。最初の雪渓では安全のために軽アイゼンをつけて登りました。扇沢雪渓付近では、これから通る雪渓と目的地の丸山ケルンを見上げ、「大変そうだからここで引き返そう」との意見も出ました。しかし、先へ進むと雪渓2カ所を含め、思いのほか大したことなく丸山ケルンに到着しました。丸山ケルンで集合写真を撮り、時々雲の切れ間から見える鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、不帰の嶮の景色を楽しみました。白馬三山はついに顔を見せてくれませんでした。

下山は滑り落ちないよう雪渓を慎重に下り、八方池で休憩がてら高山植物を楽しみました。ガスの中を無事八方池山荘に到着し、ご褒美に売店のソフトクリームを美味しく頂きました。グラートクワッドリフトを降りた鏡池湿原の遊歩道を散策し、立ち込めるガスの中で群生するニッコウキスゲや他の花を観賞しました。
トレッキング中に白馬三山は見られませんでしたが、高山植物の宝庫八方尾根を満喫した山行でした。

咲いていた花:ニッコウキスゲ、ムシトリスミレ、ヨツバシオガマ、イワイチョウ、ユキワリソウ、イワシモツケ、タカネウツボグサ、ウラジロヨウラク、ワタスゲ、コバイケイソウ、ハクサンタイゲキ、アカモノ、ヤマブキショウマ、ホソバツメクサ、クモマミミナグサ、ミネウスユキソウ、タカネバラ、タカネイブキボウフウ、チシマギキョウ、タカネナデシコ、イブキジャコウソウ、ミヤマアズマギク、カラマツソウ、クルマユリ、ハクサンチドリ、コイワカガミ、チングルマ、ハクサンシャクナゲ、ナナカマド、エゾシオガマ、シラネアオイ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、アカバナエンレイソウ、ミヤマダイコンソウ、ベンケイソウ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ベニバナイチゴ、キヌガサソウ、ウサギギク、タテヤマリンドウ、タカネマツムシソウ、テガタチドリ

<行程>
07:40 黒菱駐車場
08:37 八方池山荘
10:12 八方池
12:15 丸山ケルン
14:23 八方池
15:25 八方池山荘
16:00 黒菱駐車場、解散

<トレッキングデータ(EPSON MZ-500)>
所要時間:6時間48分、歩行距離:7.2km、累積上昇高度685m、標高差2445-1833=612m

(文責:横内)

<写真>
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高解像度版が欲しい方は横内までご連絡ください。
著作権:松下、横内
https://img.gg/1n98E5f

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