1件の投稿を表示中 - 1 - 1件目 (全1件中)

第16回山野草作品展の報告

同好会役員 2023年7月6日

第16回山野草展示会会場風景
6月24日(土)・25日(日)の2日間、ゆうむ25において第16回山野草作品展を開催しました。11名の会員が出品した作品は60点余り。3年ぶりに一般公開としましたが、この時期積極的な公開のお知らせをしませんでした。それでも知人友人や家族の方々が見学に訪れてくださいました。その作品の中から会員の代表作を掲載します。

会員の代表作その1

今回の展示会に際して3年前の一般公開した頃に比べ、参加会員がそれぞれの都合で参加できなかった会員がいたことで規模と展示会が低調になったことはいかにも残念なことでした。私たちはこのコロナ禍であっても、季節ごとにめぐってくる植物の生育に合わせての活動を続けてきました。その成果はこうして先輩から引き継いだ展示会活動を16回まで続けてきたことに意義を感じています。各作品は月々の例会活動の成果として日々の丹精がこめられています。開催は会場の都合もあり2日間と縮小してしまいました。

会場を埋め尽くした作品の傾向を見てみましょう。開花しているものはヤマアジサイ、アスチルベ、ウチョウラン、ホタルブクロ、ツクシカラマツ等でしたが、斑入りの葉物植物や木もの等に山野草を寄せ植えした作品が多くみられます。セキショウやコタヌキラン、ヒメシャガなどにヒメギボウシ、ヒトツバショウマ、ヤクシマショウマなど低いは葉物を組み合わせています。植材と作風が似たような傾向にも見えました。これはこの時期の積極的な作品活動ができなかったためかもしれません。例会の活性化を図る図る必要を感じさせるものでした。

今年も全作品を撮影することができました。背景紙の前に置かれると、どれも立派に見えます。作品の一番良い顔をいかに撮るか工夫しました。一番苦労するのは作品の背丈の高いものです。ヤブレガサ、ヤグルマソウ、ナナカマドなどは背景紙から外れるので、作品の上方向から撮ることで何とか画面に入れようとしますが作品の雰囲気はとらえきれないことになることは残念です。今年もこの撮影した写真を使って、スライドビデオや同好会のオリジナル卓上カレンダーの楽しみな一画面を飾ることになります。

初日の昼食はゆうむ25の弁当で食事会をしながらの久しぶりの会員同士の懇親交流の場となりました。

24日(土)の午後は山田さんが苔テラリウムの講習を開催してくれました。今までもこうした講習はありましたが、作成の方法や過程の扱いについて新たな技術、手法が展開されました。

近年、苔が注目される中、熱心に苔を追求している山田さんが、数種類の苔、用土、特殊専用ピンセットやスプーン、ガラス容器、動物のフィギア、殺菌剤等々の準備万端での講習をしてくれて貴重な体験となりました。2組に分かれて苔と対峙した充実した2時間を楽しみました。

作品展では初めてですが、会員にお気に入りの作品を5点選んでもらうよう紙を渡しました。

人気投票ではなく、作品としての評価をどこがよいかを考えながらお互いの作品を選んでくださいというもの。その結果、選ばれたのは作品総数は三分の一を超える作品が選ばれました。また会員が偏らずに選ばれました。これはそれぞれがお互いによく評価していること、各人が個性的でそれぞれ良い点を持っていることを認め合っていることに他なりません。作品を評価するということは審美眼を刺激し、作品作りのレベルアップにつながると考えます。今後の活動に大いに役立つ結果と受け止めました。会員の皆さんも初めてで戸惑いもあったようですが、大方は評価してくれているように感じました。第16回の作品展の成果の一つになればと思います。こうして無事に展示会を終了することができました。

会員の皆さん、会場への作品搬入・搬出、片付けと大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

 

1件の投稿を表示中 - 1 - 1件目 (全1件中)
  • このトピックに返信するにはログインが必要です。